

新年を迎えて、新たな目標に向かって走り始めた、松田公太氏。『Challenge ~自分を信じて突き進め~』の第6回目は、どのように目的を設定して、どうやって目標を達成していくのかを教えていただきました。
前回は、目的と目標の違いについてお話させていただきました。目的は自分の一生をかけて到達する点で、目標はそこへ辿り着くまでの道標です。当然ながら闇雲に歩き続けるより、道中にいくつもの目印があれば、目的地へ到着しやすくなります。ちょうど新年を迎えたことですし、みなさんも気分を一新して目標を設定して、2009年をスタートしていきましょう。
新年に目標を立てるという方は読者の中にも多くいると思いますが、いくつかポイントがあります。たとえば、「今年こそ、英語を話せるようになりたい」という目標を立てたとします。これでは目標を達成する確率は乏しいです。結局、英語力はあまり進歩しなかったという結果になりかねません。それよりも、「TOEICのスコアを800点にする」「英検1級に合格する」と明確な目標にすべき。数値を設定し、はっきりと自覚することが大切です。
明確な目標を掲げることが、目的を成し遂げる近道です。けれども、なかなか簡単にできる作業ではありません。そこで、「未来自分史」を書くことをおすすめします。自分が生まれたときから過去を振り返り、自分の長所や短所、何に興味を持っていたのか、何が辛かったのかなどすべて洗い出してみるのです。
そして、自分の人生が終わる年齢を設定してみてください。日本の平均寿命に合わせたりするのは、安易すぎます。たとえば亡くなっている祖父母がいれば、その年齢を参考に、するなどして、より具体的な「未来自分史」にするのです。[『仕事は5年でやめなさい。』(サンマーク出版)には「未来自分史」の記入欄を設けていますので、よかったらご利用ください。]一つひとつ「未来自分史」を埋めていったとき、自分の残りの時間の短さに驚きと恐れを覚えることでしょう。危機感を胸に奮起し、目標を浮き彫りにしていってください。
自分の人生において目標を考えるとき、近視眼的にならないようにしてください。5年ごとの目標を設定するなど、常に長期的な意識を持つことが大切です。みなさんもご存じの通り、アメリカ発の世界に広がる金融危機から、経済に対する不安が高まっています。これは、短期的利益を追求するアメリカ型資本主義のあらわれのひとつではないでしょうか。ある時点では成功しているように見えても、長い目で見ると失敗ということになってしまうのです。目先のことに惑わされず、長期的な目標を考えるようにしてください。
私は「食を通じて文化の懸け橋になる」という目的のもと、「シンガポールにタリーズを○○店舗」「日本食の店をアジアに○○○店舗」と具体的な数値を5年目標にしました。仕事と生活を両立するワークバランスという言葉もありますが、何かを成し得たければ一時期は100%仕事の日々を歩んでみるのも必要だと思います。みなさんも一緒に目標に立ち向かっていきましょう。本年もよろしくお願い致します。
「Challenge ~自分を信じて突き進め~」は、次回に続きます。
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松田公太 Kouta Matsuda タリーズコーヒー インターナショナル ファウンダー 1968年宮城県生まれ、東京育ち。著書『仕事は5年でやめなさい』ではこれまでの人生や仕事について語り、多くのビジネスマンに刺激を与え続ける。銀行員を辞めて「タリーズコーヒージャパン」を立ち上げたことは有名だが、現在は「タリーズコーヒーインターナショナル」を設立し、アジア各国での進出を手がけている。拠点をシンガポールに移し、日本とアメリカ、アジア各国でビジネスを展開する多忙な日々を過している。 【トピックス】松田公太さんがアドバイザーを務めるEGGS’N THINGS JAPAN日本1号店の採用がスタートしました。ご興味をお持ちの方はぜひ募集ページをご覧ください。 |
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