松田公太インタビュー

転職・求人情報の「賢者の天職」特別企画 松田公太氏連載ロングインタビュー

松田公太写真
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「次はタリーズコーヒーをアジアへ展開する」新たな挑戦に着手した今、多忙を極める松田公太氏。『Challenge ~自分を信じて突き進め~』の第4回目は、仕事に対するスタンスや、自分の人生に何が大切かを自覚することの意義について、メッセージをいただきました。

大きな視野で見据えてほしい

これまでお話した通り、私はクイズノスアジアパシフィックの社長を務めています。一般的に、外資系企業で日本人のトップはあまりいないですよね。日本でのサービスの需要は高いのに残念ですが、国際的に活躍している日本人がまだ少ないということです。欧米だけでなく、同じアジアでもまだまだといった状況なのです。

ちょうど今、私はあるポストの採用を行っています。インド人、オーストラリア人、インドネシア人の3人で迷っているところです。一緒に仕事がしやすいからと日本人を採用しがちですが、私は人種をまったく意識していません。何人であるかは問題ではなく、どういう人間なのかという点で判断しています。人間的な魅力を持っていれば、国際的な舞台で活躍することはできます。読者のみなさんもグローバルな視野で転職を考えてみてもいいかなと思います。

私は今の仕事のお陰で、観光ではあまり行かない国に滞在する機会に恵まれています。先日はパキスタンへ行っていました。食事に招待され、現地に住む人々と交流することができました。普段、出会わない人たちと一緒に、いろいろなものを共有することで、お互いの世界が広がるので貴重な体験をさせてもらっています。

自分の力点はどこか?

以前、タリーズのアジア地区の権利は別会社が所有していたのですが、2008年にタリーズコーヒーインターナショナルを設立し、アジア環太平洋を中心に展開しています。私は株主として出資すると同時に、チェアマンも務めています。肩書きを気にする人もいますが、肩書きが欲しくて仕事をするのではありません。けれども、肩書きがわるいとは言うつもりはないんです。特に日本の社会では重視されますし、そこで生活する以上、肩書きに価値を置いてもいいのです。

いずれにせよ、自分の人生に何が大切かを自覚しているかです。なぜ自分は産まれてきたのか?何が大事なのか?冷静に分析してみてください。本質が見えてくれば、肩書きではなく、やりたいことだとわかるはずです。転職は仕事や職場を変えるだけでなく、自分自身について考えるチャンスです。つい会社や仕事のことばかり考えてしまいますが、自分について考え直すきっかけだと思って、じっくり自分を掘り下げてみてください。

食=国民=国

今、私はシンガポールに住んでいます。食べるのが好きな人が多いと思います。日本ではランチタイムや夜といった限られた時間しか混んでいませんよね。シンガポールの飲食店は24時間営業していて、夜中でもにぎわっています。食文化に興味がある私には、夢のような国です(笑)。

シンガポール人の食に対するエネルギーを感じますし、それが、国の力につながっていると思います。日本ではお酒を飲まない人が増えていますし、食が細い人が多いですよね。大食いタレントに人気があるのも、自分との落差があるから憧れとして見てしまうんではないでしょうか。学生時代、私はどんぶりでご飯を3杯は食べていました。そういえば、食べ放題の記録を持っていましたね(笑)。今は当時ほどではありませんが、食べるのは好きです。日本の経済が低迷しているのも、国民に元気がないというのも影響していると思います。読者のみなさんももっとたくさん食べてエネルギーを蓄えてください!

 

「Challenge ~自分を信じて突き進め~」は、次回に続きます。



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松田公太 Kouta Matsuda

タリーズコーヒー インターナショナル ファウンダー
Face+by Yamano Asia Pacific会長

1968年宮城県生まれ、東京育ち。著書『仕事は5年でやめなさい』ではこれまでの人生や仕事について語り、多くのビジネスマンに刺激を与え続ける。銀行員を辞めて「タリーズコーヒージャパン」を立ち上げたことは有名だが、現在は「タリーズコーヒーインターナショナル」を設立し、アジア各国での進出を手がけている。拠点をシンガポールに移し、日本とアメリカ、アジア各国でビジネスを展開する多忙な日々を過している。

著書 仕事は5年でやめなさい
「仕事は5年でやめなさい」
サンマーク出版刊